フェアトレード

能登半島の最先端、珠洲市へ行ってきました

石川県珠洲市でアイスコーヒーの炊き出し、カウンセリングをしてきました。現地との調整をして下さったみなさん、カンパをしてくださったみなさん、ありがとうございました。

珠洲市は能登半島最先端の自治体で、栃木県からだと車で8時間はゆうにかかる遠方の地です。

珠洲市に近づくにつれ道路は隆起しガタガタ。現地に入ると復興には程遠い状況でした。まだ珠洲市まで業者が入り込めておらず、市民とボランティアで片付けを進めている様子。

今回は50名ほどが避難されている生涯学習センターでアイスコーヒー、カウンセリングをしました。そしていつもお世話になっている高齢者デイサービスのけあけあ様も来られていて手作りカレーを振る舞われていました。
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カレーは炊き出しだとレトルトが多い中、けあけあ様は現地で120人分以上を作っていました。とても好評で、やっぱり手作りの暖かさってありますよね。

コーヒーももちろん好評で、何度もおかわりに来る方がたくさんいらっしゃいましたし、避難所の方が「おこがましんですけど、残った分も置いていっていただけませんか?みんなコーヒーに飢えてるんです笑」とお伝え下さって、店主としては「もちろんです!」って感じでした。

カウンセリングはかっちりとしたものではなかったのですが、いろいろお話を聞かせていただきました。震災発生時の大変な出来事、将来への不安、行政への意見や避難所で女性に押し付けられる役割、小さなころからの思い出が詰まった家がなくなることのつらさ、あらためて感じる他者への感謝、助け合い、お互い様の心。本当に様々な思いがそこにはありました。

現地でボランティアに入られている方々とも少しお話しましたが、みなさん本当に多種多様で、自分のできることを持ち寄って震災復興に貢献しておられました。

現地の方が「福島の地震も熊本の地震も、大変だなぁと他人事のように思ってたけど、自分がなってみるとこんなに大変なんだと、初めて理解できた」と話してくださったのですが、本当にそれが全てだと思います。

この投稿をご覧のみなさんも、ぜひご自身の目で直接、この状況をご覧になってください。国会で誰が現地の状況をしっかり理解して意見している人で、誰が自分たちの保身のためにそれらしいことをいっているだけの人か、すぐにわかります。

一日でも早く現地の皆さんに安心な日々が訪れるよう、今後も自分ができることをしていこうと思います。

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