先日、ジャパンサイフォニストチャンピオンシップ歴代最多優勝のサイフォニスト、中山吉伸さんのサイフォン抽出セミナーに参加してきました。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤサイフォンの基礎はもとより、言葉にならなかった攪拌の世界を言語化してわかりやすく教えていただき、本当に勉強になりました。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤご縁があってサイフォンコーヒーを淹れておりますが、あらためてその奥深さに驚かされ、そして楽しくなりました。
セミナーは1月と今回の2月に開催され、次回の3月が最後となりますが、それまでの間にも練習したり試したりして、みなさんにもっと美味しいコーヒーをご提供できたらと思います。
名古屋にサイフォン専門店がオープンですと!?
中山由伸さん、岐阜県出身で今年5月中旬ごろを目指してサイフォンの専門店を名古屋にオープン予定だそうです。
店主は名古屋出身、前職は岐阜県が本社の会社に勤めており、本社勤めの時期もありましたので、勝手に親近感を持っております。実家に帰った時には必ず通いたいと思えるコーヒーのお店ができるのは本当に楽しみです。
中山さんはこのお店をオープンさせるのにクラウドファンディングにチャレンジされています。ぜひみなさんもご覧になってみてください。 こちらをクリック↓
【盆栽×サイフォン】チャンピオンが手がけるサイフォン専門店!〜新たな嗜好体験を名古屋から世界へ!
奥深き「攪拌」の世界
今回のセミナーは「攪拌」が味に与える影響について、それ以外の要素も含めてコーヒーの味を全体としてどう作っていくか、といった点を学びます。
細かい内容はもちろん書きません。興味があれば今後もセミナーを開催されるとのことですので、そちらにぜひご参加ください。
サイフォンという抽出器具に馴染みのない人に説明しますと、サイフォンはコーヒー豆をお湯に浸して抽出する器具なのですが、抽出中に2回の攪拌(混ぜる)を行います。
この攪拌という作業、店主の認識としては
・第1攪拌:コーヒーの粉をしっかりお湯に浸すための作業
・第2攪拌:抽出中にコーヒーから出たガスを抜く作業
ぐらいでした。
サイフォンの原理と特徴はこちらが分かりやすくまとめてありました。
https://cafua-info.com/coffee-knowledge/vacuum-coffee-maker/
サイフォンはコーヒーに2回、それぞれ5秒弱さわる程度。ほとんどコーヒー豆を動かさず、ハンドドリップのように変動する要素が少ない。コーヒーの味のほとんどはレシピ(どのくらいの湯量とコーヒー豆の量で、どのぐらいの時間を浸すか)が決め、だからこそサイフォンの味は他の抽出器具より安定している(悪く言えば融通が効かない)のだと思っていました。
ところがこのセミナーを受けて攪拌が味に及ぼす大きな影響を学び、味わい、店主の認識はガラッと変わりました。
むしろハンドドリップよりコーヒー豆にさわる回数も時間も少ないわけだから、味をコントロールするのが難しいのでは?と思うぐらいです。
そして確実にサイフォン抽出の腕前は上がりました(笑)。ぜひ試しに来てください。テイクアウトもOKです。
サイフォンを多くの人に楽しんでもらいたいのですが、サイフォンの抽出体験やハンドドリップとの飲み比べとかをするイベントを企画したら誰か来てくれるんでしょうかね・・・?
地元鹿沼市でサイフォンコーヒーを淹れているお店はあまりありませんが、鹿沼市で一番美味しいサイフォンコーヒーが飲めるお店を目指して今後も研鑽に励みたいと思います。