良くイベントでご一緒するお友達から講演会をご紹介いただきました。
その名も「知って得するサスティナブル」
なんだか面白そうなタイトル。
予定を調整して聞いてきました。
サスティナブルってなんだ?
主催が日光青年商工会議所ということが驚き。
「サスティナブル × 地域振興」 というコンセプトで日光市として取り組めることは何か?
そんなことを考える為、先行事例としてスウェーデンの取り組みが紹介されました。
スウェーデンは家庭ゴミのリサイクル率が99%(バイオ燃料になって、市内を走るバスに使われているそうです)
CO2は1990年から26%減。
GDPは1990年から70%増という驚異の数値。
でもそもそもサスティナブル(持続可能)な社会って、どういう状態のこと?
サスティナビリティの3つの柱(3つのP)というものがあるそうで
Planet 自然(環境・エコ) Profit 経済(お金・仕事) People 人間(健康・社会)
この3つの循環が成り立つ社会のことだそうです。
そしてこのサスティナブルには原理原則があるそうで
・還すことのできる以上は取らないこと
・エネルギーは地下(石油・石炭・天然ガスなど)から地上(太陽光・水力・風力など)へ
・生物多様性を守る(その方が循環が良くまわる)
これは自然規律で世界共通。誰でも何歳でも学ぶ必要があるそうで、スウェーデンでは法律で学ぶことが義務付けられているようです。
スウェーデンの大人向けサスティナブル教育に使われている図だそうです(ワンプラネットカフェより転載)
僕たちにできることってなんだ?
じゃあ今の日本で僕たちができることってなんだろう?
お話の中で特に印象に残ったことが2つ。
① 短期循環型の素材を使うこと
短期循環型の素材を使うこと。ビニール袋やプラスチックは石油からできている。石油はできるまでに100万年以上かかっていることを考えると、これらの素材の循環は100万年かかることになる。
プラスチックは本当にいろいろなところで使われていて、シャープペンやボールペンだってプラスチックでできている。マイバッグを使うとか、鉛筆を使うとかで循環サイクルがかなり短くなる。
講演をしてくれた(株)ワンプラネットカフェのエクベリ聡子さんはフェアトレードのバナナペーパーの製品を販売されているが、このバナナペーパーは1年で循環する。
ちなみに当店のショップカードや店主の名刺もこのフェアトレードのバナナペーパーでできているので、興味あれば見たいただきたいです。
② 選挙へ行くこと
スウェーデンでサスティナブルな社会が実現しつつあるのは、国の法律などシステム全体が機能し、それを国民が受け入れているから。
そしてそれを可能にするのは国のシステムを作る国会がサスティナブルな社会を目指しているから。
国民一人一人がその大切さを理解しているから。
まずは国がサスティナブルな社会に向かうように、選挙でサスティナブルな社会を目指す政治家に投票する。
これ、ものすごく大事なこと。
私たちが望む社会を作るには、選挙がとっても大事。
一人でも多くの人に投票へ行ってもらうために、自分にどんなアクションができるか、考えて行きたいと思います。