フェアトレード

高校生の皆さんがコブルにご来店〜 その2

宇都宮北高校の生徒さんが国際理解の一環としてSDG`sを取り上げ、その中でも特にフェアトレードを学習するため当店にインタビューに来てくれました。

フェアトレードをご存知ない方はこちらをぜひご覧ください。
【動画】フェアトレードとは?

コロナ禍に入ってからというものこういった依頼はなかったので、やっと学校も生徒さんが自由に行動することを認める環境になってきたのかな、と思いました。

 フェアトレードショップの役割って?

最近はセブンイレブンなど大手コンビニ、ちょっとおしゃれな雑貨屋さん、町のスーパーでもフェアトレードのコーヒーやチョコレートを見かけることが多くなりました。10年ほど前からすると考えられなかったことです。
当然に個人で経営しているうちのようなフェアトレードショップよりも、それらのお店の方がよっぽどフェアトレード商品は売れるでしょうし、フェアトレード商品を大量に仕入れてくれる大手企業が増えた方が市場全体も大きくなるので、そもそも経営を継続することがとても難しい個人経営のショップはその役割を終えつつあるのかもしれません。

そんな環境の中で「それでも個人経営のフェアトレードショップを細々とでも続けていく意味、ショップが果たす役割ってなんだろう」と考えている時期が店主にもありました。
結論としては「フェアトレードを知ってもらうこと」「フェアトレードを深めてもらうこと」の2つなんだと思います。

 個人経営のショップだからこそ、できること

大手企業の取り扱うフェアトレード商品を購入する人は
「フェアトレードという言葉を知っていて、その意味を理解し、共感を持っている」
という前提があると考えます。
でないと、同じ商品でもより値段が高いフェアトレード商品を購入するとは思えないからです。

とはいえフェアトレード商品の販売促進のため、例えばセブンイレブンの店頭でフェアトレードのことを教えてくれる店員さんはまずいないと思います。でも何の宣伝もなしにフェアトレードの商品はなかなか売れない。
売れないとフェアトレード商品を大手企業さんが取り扱ってくれなくなる。それは市場全体の縮小を招くことですから、フェアトレードをもっと広げていきたいと考えている店主も含めた関係者には由々しき事態です。

となりますと、ここは個人経営のショップの出番となるわけです。
お客様との距離感が近い個人経営のショップなら、フェアトレードのことをじっくりとお話できます。
今回来てくださった高校生の皆さんともじっくりとお話しできました。
そして「フェアトレードなんて聞いたことないよ」というお客様との接点を求め、個人経営のショップが持つ身軽さでマルシェなどのイベントに出店するわけです。

最近でもSDG’sを謳うイベントへの出店依頼が続いていますが、そこらへんについて思うことは ブログ:SDG’Sってなんですかね って話。 をご覧ください。

マルシェなどのイベントでフェアトレードに触れて、味わって、知ってもらい、興味を持って来店してくださったお客様とじっくりお話しして、フェアトレードを深めていく。
「フェアトレードを知ってもらうこと」「フェアトレードを深めてもらうこと」の2点をこのようにして実現していくわけです。

今回のインタビューで「どうやったら栃木でフェアトレードが広まりますか?」と聞かれました。
「こちらが教えてほしいです」というのが本音ですが、今、当店が栃木でフェアトレードを広めるために行なっているのは上記のようなことです。

 どうしても伝えておきたかったこと

インタビューが一通り終わった後で、店主がどうしても生徒さんにお伝えしたかったことがありました。
それはSDG`sをはじめとしたサスティナブルな取り組みや認証の持つ負の部分についてです。

そこらへんのことは「グリーンライ 〜エコの嘘〜」という映画がとてもよくできているので、興味があれば観てください。

そしてある商品・活動に「サスティナブルな取り組みや認証が必要である」ということは、その商品・活動がもともと「深刻な問題を抱えていることの証拠」だともいえます。
環境や人権に配慮した商品は、そもそもそんな取り組みや認証は必要ないからです。

なので「サスティナブルな取り組みや認証がある」という企業の表面上の説明だけをみて「これなら安心」と簡単に信じてしまう前に、ちょっと「これって本当?」という視点を持って、自分で情報を集めてみてほしいと思います。

「サスティナブルな取り組みや認証がある」という仮面の裏にはとんでもない現状が放置されている可能性があるかも。いわゆる○○ウォッシングというやつです。グリーンウォッシング、スポーツウォッシング、SDG’sウォッシングなどいろいろあります。

お買い物は投票です。
10回に1回ぐらいでいいので、自分が応援したい企業に1票を投じるつもりでいろいろ調べたり考えたりすることをオススメしたいです。

 わたしたちにも今日からできること

生徒の皆さんからは「私たちが今日からできることって何ですか?」とも聞かれました。答えは一つ。

「今日ここで皆さんが知ったことや感じたことをぜひ、周りの人にお話ししてください」 です。

まずは知ってもらうこと。その次に興味を持ってもらうこと。
この話を聞いた人が、読んだ人がスーパーやコンビニなどでフェアトレード商品を見たときに「あ、あのとき話してたやつだ!」と身近に感じてもらう、そのきっかけを皆さん自身が作り出すことができるということです。

一人でも多くの人にフェアトレードを知ってもらうため、今も細々とブログを書いたり、できる範囲でお店を運営しています。
ご興味を持たれましたらぜひ、一緒にお話ししましょう。皆さんのお越しをお待ちしております。

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