ひきこもり

【メディア掲載】下野新聞様にご紹介いただきました。

2023年7月22日(土)朝刊の県央・宇都宮版の紙面にて、当法人と居場所「リトルジェム」について掲載されました!
今年度(2024年3月31日まで)は相談や居場所利用は無料です。一人でも多くの方に、お試しで結構ですのでご利用いただきたいと思います。

リトルジェムについて:https://fairtrade-coblue.com/news/littlegem20230627/
インスタグラム:https://www.instagram.com/khiki_org/

 ひきこもりに「変化を」

取材してくださった記者様は ひきこもりに「変化を」 という見出しをつけてくださっています。
まさにお話ししたのはそのような内容だったのですが、紙面が限られる記事ではその時にお話した内容の細かなニュアンスまでは伝えきれないものです。

「変化を」促すということは、「変化する必要がある = ”ひきこもり” は悪い」という意味をその中に含むとみられがちで、それは当事者やそのご家族を非難しているといわれても仕方がない表現です。

もちろんこちらはそのような意味で「変化」という言葉を使っている訳ではありません。
そのことに関しては下記のブログをぜひご覧ください。

ブログ:「 コミュニケーションが持つ意味を、最近よく考えます」

 鹿沼ひきこもり協議会について

リトルジェムの運営は、鹿沼ひきこもり協議会のメンバーやボランティアの皆様に支えていただいています。
この場を借りて感謝を申し上げます。

鹿沼ひきこもり協議会の発足は、コブルがひきこもりの当事者やそのご家族をサポートする中で「個別の団体がサポートするだけでは限界がある。もっとたくさんの団体がゆるくつながって、セーフティーネットを作っていきたい!」と思ったのがきっかけです。

そんな悲鳴?に近い思いを受け取ってくださった「かぬま市民活動サポーターズ」の皆さんが、市内のさまざまな団体や行政にお声がけくださり、月に1回集まって、お互いの現状を伝えあったり、ケースの相談(もちろん個人が特定されないような内容で)をしたり、勉強会をしています。

かれこれ5年ぐらい継続していますが、孤立しがちな支援者、団体を支える場であったり、行政や市民団体がつながる場として機能していると実感しています。この活動は今後も継続していこうと思っています。

 「短期療法」「家族療法」について

記事には
「短期療法」と「家族療法」と呼ばれる心理学のアプローチを基礎に
という記載があります。
これを読むとコブルは心理療法の専門家なのかと誤解を生みそうです・・・。

僕は確かにこの2つの心理療法を学会に所属し勉強しており、僕自身の臨床の場に持ち込んでいます。ただ学会が認める資格を持っている訳ではありませんので、その意味でこれらの心理療法を使っているとはいえませんし、使えているとも思っていません。

なので
「短期療法」と「家族療法」と呼ばれる心理学を使って
ではなく
「短期療法」と「家族療法」と呼ばれる心理学のアプローチを基礎に
と表現しています。ここは本当に大切なところなので記者さんにしっかり説明しました。
長年に渡り研究をなさって、臨床の場に日々携わっていらっしゃる精神科医や臨床心理士、大学教授などの先生方で、この記事を読まれたことで不快な気持ちにさせたり、失礼があったら大変申し訳なく思います。

今回の掲載にあたって「ちょっと誤解を生みそうだな」とか「もう少しだけ補足説明したいな」と思ったことを書かせていただきました。ご覧いただきありがとうございました。

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