先日、ホームセンターでモバイルハウスの改修に必要なものを物色していたら、駐車場の真上を軍用機が低空飛行していました。
社会人として一般企業で仕事をしていた頃は、月に一度、沖縄に出張していた時期もあり、すぐにそれがオスプレイとわかりました。
「なんで鹿沼市にオスプレイ?」と呆気にとられましたが、あとで友人が教えてくれました。理由はこちら。
そのとき周りを見渡すと、大人も子どもも航空ショーでも見るかのように大騒ぎ。
子どもは大喜び、大人は笑顔でスマホをオスプレイに向けて動画や写真を撮影していました。
ちょっと危機感、足らなさすぎじゃない?
沖縄でのオスプレイ墜落がニュースで何度も報道されている。
今、低空飛行をしているオスプレイが墜落してくるかもしれない。
そんなこと、周りにいた人たちは想像もしていないようでした。
オスプレイは輸送機ですが、戦時中はああいった軍用機からコレラ菌やチフス菌を日本軍が、中国にばら撒いたなんて話もあります。
いつかオスプレイから枯葉剤が日本に撒かれる日が来るかもしれない、なんて考える僕は「心配しすぎ」と笑われるんでしょうか・・・。
今日は終戦の日ですが、今日も鹿沼市の空を飛んでいました。
戦後73年経って、安倍政権は数々の全体主義的な法律を通し、世界で唯一の被爆国であるのに核兵器禁止条約には参加しない。
なのに図々しくも広島や長崎の平和記念式典に出席する。
一方、野党は国会審議を拒否し、まともに討論すらできない。審議拒否中に里帰りしていた議員もいた。議員にも休みは必要だけどTPOってもんがあるでしょう。
でも、選挙をするとなぜかこういう人たちが堂々と当選していくんです。
なんでだろう?
「私たちの今日が、何事もなければいい」
なんでだろう?と考えていて思い出したのが「茶色の朝」という本。
こんな名著がなんでうちの店の本棚になかったんだろうと、すぐに購入。
久しぶりに読み直すと、本当に今の世界や日本が、第2時世界大戦前の状況とそっくりなのがわかる。
もう戦争の足音は聞こえてきているんだ。
毎日の仕事がいそがしいから
やらなきゃいけないことがたくさんあるし
政治の話をするのは、空気が読めていないようで・・・
景気がよくなってきているみたいだし
今がよければそれでいいや
そんな気持ちを積み重ねた結果が、ある日突然、私たちの暮らしの土台をひっくり返す。
「茶色の朝」の日本語訳の後半に載せられている高橋哲哉さんのメッセージも秀逸。
その中でも特に印象的だった部分を抜粋。
〜 『茶色の朝』は私たちのだれもがもっている怠慢、臆病、自己保身、他者への無関心といった日常的な態度の積み重ねが、ファシズムや全体主義を成立させる重要な要因であることを、じつにみごとに描きだしてくれています。 〜
みなさん、「茶色の朝」をぜひ読んでみてください。
お店で無料で貸出もしています。