ひきこもりご本人やご家族と面談させてもらうときに、食生活についてもお聞きするようにしています。体と心はつながっていて、大きく影響を受けるからです。
そこで特に気をつけたいのは
①砂糖の過剰摂取
②食物繊維の不足
③ミネラルの不足
の3点です。
① 砂糖の過剰摂取が血糖値の上昇、その後の下降を招き、それが不安感やイライラした気持ちの原因となります。詳しい説明は以下のリンクがわかりやすかったです。
https://www.karadakarute.jp/hlp/column/detail/495
面談時には「1日ジュースを1.5L飲んでいる」なんて話もよくききます。まずは徐々に量を減らしていただき、最終的には飲まないようにしていきます。そしてジュースは「外へ出て散歩するといった好ましい行動をした時のご褒美」にしていただくことをお勧めしています。
② 食物繊維の不足は腸内環境の悪化を招き、免疫低下の原因となり、うつ病にも関係しているのでは?といわれています。詳しい説明は以下のリンクがわかりやすかったです。
https://www.kenkodojo.com/guts/detail6/
③ そして最後はミネラルの不足。ミネラルは脳に大切なセロトニンやドーパミンを作る上で欠かせない栄養素。セロトニンは心を落ち着かせる働きがあり、ドーパミンは幸福を感じやすくしたり、やる気を作ったり感じたりするためのの脳内物質です。
一見、発達障害のような症状がある方が、実はミネラル不足だったということもあるそうです。
コンビニで食事を摂ることが多くなった現代人ですが、コンビニ飯には圧倒的にミネラルが不足しています。
積極的にひじきなどの海藻、小魚やナッツ類、料理には黒糖、天然塩など未精製の調味料を使うなどして補っていきましょう。詳しい説明は以下のリンクがわかりやすかったです。
https://ccs.ncgm.go.jp/010/020/20160229153124.html
こういった日々の食事を意識しつつ、お子さんとのコミュニケーションを続けていきます。コミュニケーションの基本に関してはこちらのブログもぜひご覧ください。
お子さんから「話を聞いていない!」といわれたら
https://fairtrade-coblue.com/hikikomori20210427/
で、これらの情報が「本当に精神状態に対して科学的エビデンスのあることなのか」ということには注意しないといけないのですが、とはいえ体に良いことは間違いないので、実行して損はないはずです。
変化を起こすためにできることを、できることからなんでもやってみるのが大切だと思います。