2月3日〜12日まで「もうひとつの美術館」で開催された 第8回栃木県障害者芸術展Viewing展2023 にて当店のコーヒー豆が販売されました。
当店のコーヒーパッケージを彩る素敵な絵を描いてくれているのは、NPO法人CCVダック「創作クラブ」の皆さんです。そんな創作クラブの皆さんの作品が、このViewing展の展示選考を見事に通過し、開催期間中に展示されることになりました。そのご縁で置かせていただけることになり、ありがたいことです。
※ NPO法人CCVダックの詳細はこちら
以前、創作クラブの皆さんの作品を採用させいただくにあたり、いろんなことを考えました。
そちらにご興味のある方は ブログ:障害者アートを採用するときに考えていたこと をご覧いただきたいのですが、あれから多くの方に注目&フィードバックをいただき、パッケージも幾度か変更をしております。
当店のコーヒーは味はもちろんですが、その背景にも店主自身が納得できるよう取り組んでいます。
今回はその内容をご紹介します。
フェアトレード
当店の扱うコーヒーは全て、フェアトレードやオーガニック、環境保全などコーヒー生産者とその地域に資する取り組みがある生豆を選んで自家焙煎しています。
近年コーヒーの消費量が増えていること、気候変動や変わらない経済格差などでコーヒー産地を取り巻く状況が厳しくなることが予想されており(コーヒーの2050年問題)、人権や環境に配慮されたコーヒーを選ぶことは、コーヒーをこれからも美味しく飲み続けることにとって今や欠けてはいけない視点だと思います。
環境配慮
上記の理由から、自家焙煎時にも環境を意識しています。
電動のコーヒー焙煎機を使用し、電力は自然再生可能エネルギー100%(実質)を使用しています。電動焙煎機は最大1kgが焙煎可能な小〜中型のものを使用しておりまして、火力、ダンパー、ドラム回転数、焙煎温度をアプリで調整できる優れものです。
ガス式ですと火力は強いものの、天然資源を使用していることや二酸化炭素を排出することが気になります。「それがどの程度の影響なんだ」って話ですが、流石に日本中の焙煎で考えればそこそこのインパクトだと思います。
当店のロゴは「ハチドリ」です。南米のアンデス地方に伝わる「ハチドリのひとしずく」のお話に感動した店主が「自分もそうありたい」と思って取り入れました。
地域貢献
店主がモットーとしている言葉に「 Think Globally , Act Locally 」というのがあります。「地球規模で物事を考え、草の根で活動する」って感じの意味で、海外で育てられるコーヒーという農産物に関わる人や環境に配慮しつつも、地元鹿沼市に貢献することが大切だと思っています。
当店のコーヒーは生豆のピッキングや焙煎したコーヒーのパッキングを、ひきこもりがちな方や高齢者施設のおじいちゃん、おばあちゃんにもお手伝いいただいています。またパッケージには障害のある方の作品を採用し、それぞれに対価をお支払いしています。
このような感じで店主が納得できるよう味と背景に取り組んだコーヒー、ぜひ味わってみてください。
今はカフェでの販売ですが、通販サイトも作成中です。出来上がりましたらお知らせしますね!