先日、地域密着型の高齢者デイサービス「西鹿沼けあけあ」様のオープニングセミナーで「つながり」をテーマにお話ししました。けあけあ様は現在リフォーム中の移転先店舗の向かい側にあり、週末はカフェとしてコブルが使わせてもらう施設です。
けあけあの福田さん、ここまで来るのにいろいろ葛藤やご苦労があったと思います。本当におめでとうございます!
テーマは「つながり」でしたが、これは福田さんが心からその力に強さと感謝を感じてのことでしょう。
そしてご一緒した講師陣が本当に学びになる方々で。
鹿沼市で、いや、栃木県で、いや全国で知る人ぞ知る(ユニークな?)高齢者デイサービス「はいこんちょ」の小林さん。
そして介護業界の第一人者で多数著書もある三好春樹先生。
僕は真面目にスライドなんか用意して話したのですが、お二人はホワイトボードだけで本当に面白くて学びになるお話をされていました。(僕も次回からはTPOに応じてあのスタイルでやろうと心に誓いました!)
それぞれのお話の後はみんなでトーク。
介護とひきこもり支援の共通点ってなんだろうといった話で盛り上がりました。
特に印象に残ったのは
小林さんの「弱さの情報公開(べてるの家の言葉ですね)」
三好先生の「関係障害」
この2つは介護を担うお二人からでた言葉ですが、ひきこもり支援でも同じことがいえると思いました。
・困ったときに「助けて!」といえること
・「支援する、支援される」の間で上下関係が生じ、受け身になることで当事者の生きる力が奪われていく
それは「助けて」といってもらえる信頼関係が築けていないということであり、先回りしてなんでも支援者側が当事者の代わりにしてしまっているということで、つまり「支援者も当事者の力を信じていない」ってことなんだなと。
こんな短い文章でお二人の言葉の意味の重さは伝えられないので(なんていうと小林さんからは「難しく考えすぎ(笑)」っていわれそうですが・・・)、興味のある人にオススメの本をご紹介しておきます。
テーマは「つながり」でしたが、僕自身もこのセミナーで新たな「つながり」を得られました。感謝です!
オススメの本
当事者研究の研究 (シリーズ ケアをひらく)
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関係障害論 (シリーズ 生活リハビリ講座)
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